社員紹介

常に技術を磨いていき、
船造りの真髄を極める。

Profile

Kinoshita Katsuaki 木下 勝明
技術部(機関)次長
2009年⼊社

さまざまな製造業を経た今、
造船のおもしろさに気付く。

物心ついたときから乗り物が好きで、社会人として最初に入ったのも造船会社でした。設計の仕事で経験を重ねるうちに、別の乗り物の職にも就いてみたいと思い自動車の道へ。同じ製造業とはいえ、一品物である船と量産物である車では造り方も考え方も大きな違いがあり、船以外のノウハウや知見を得られたのは貴重な経験だと思っています。その後は一時期、家業の手伝いで半導体の製造装置をつくる仕事に就きました。そこでも広い意味で製造の仕事に関わっていたわけですが、いくつもの装置が組み合わさって機能を発揮するおもしろさを改めて感じたので、再び造船業に復帰したいと思い墨田川造船に入社しました。

船の基本かつ根幹の設計は
難しい分、おもしろい。

私が携わっているのは、造船における機装設計の部分です。船を推進させるための主機関やエンジン、それらに関連する補機関や電気機器類の配置などを設計する部署で、平たくいうと「機関室の中の装置」と考えてもらっても良いですね。細かい配置や動線なども組み合わせて考えていく必要があるので難易度も高いのですが、船の基本かつ根幹を成す部分を決めていけるのはすごく楽しいです。設計以外の作業としても、現場での工事詳細指示や作成した図面通りに製造されているかといった検査対応など多岐にわたり、やりがいのある仕事に関わらせてもらっています。

理屈を学ぶアプローチで、
理屈抜きでカッコ良い船を。

今後のビジョンとして、上流の基本設計から下流の詳細設計まですべてできる、オールマイティなプレイヤーになりたいという目標を持っています。そのために心がけているのは、表面的な知識だけでなく理屈やメカニズムを理解すること。ものづくりの現場は「体で覚える」といった感覚的に習得する文化もありますが、技術書などを参照しながら自分で計算してみたり、仕組みの検証といった工学的なアプローチを続けていきたいです。そしていつか、その技術の積み重ねにより、速くて性能に優れた「理屈抜きでカッコ良い船」を造っていければと思っています。