設備概要 Shipyard

墨田川造船の特徴は、設計から製造までワンストップで行えること。
分業制が一般的な造船業界の中では珍しく、お客さまへの対応力や
スピード感を追求した船造りの環境を整えています。

造船プロセス

仕様打ち合わせ
お客さまの希望する船の仕様(大きさ・総トン数・航海速力)を基に船質・船型・主機関などを決定。
設計・調達
仕様に基づいて、船殻・配管・電気などを設計。その後、図面を基に各メーカーへ発注。
切断・加工
納入された鋼板やアルミ板をNCプラズマ切断機で切断(もしくはプレス加工)して部材を製作。
組み立て
各部材を組み立てながら溶接し、船殻や甲板上構造物を製作。
進水
船殻が完成して塗装が完了次第、進水。場合によっては進水式や命名式を行うことも。
艤装
進水後、機器類の部品を搭載して内装などの仕上げ工事を実施。
試運転
完成した船舶の性能を試験するため、実際に船を航行して規則に定められた試験を実施。
最終仕上げ~引渡
各機器類の最終調整と仕上げ塗装を行い、船主へ引渡し。

第一工場

・引き上げ船台(第1号~3号船台)
・48m×7.6m
・最大建造可能トン数 499G / T
・引き上げ船台(第1号~3号船台)
・48m×7.6m
・最大建造可能トン数 499G / T
NCプラズマ切断機
鉄やアルミニウム、ステンレスなどの板材を切断し、船の骨格や外郭にあたる「船殻(せんこく)」を製作するための機器。プログラミングを用いて自動で切断できるため正確かつ安全。
ジブクレーン
岸壁に設置され、船舶の係留や積み下ろしをするための装置。各工場それぞれに設置されていて、第一工場側にあるものはそれまで50年にわたって使用されていたものをリニューアル。

第二工場

・船台(第5号~6号船台)
・48m×12.2m
・最大建造可能トン数 490G / T
・船台(第5号~6号船台)
・48m×12.2m
・最大建造可能トン数 490G / T
すみだ100(第7号船台)
「凹の字型」になっていて造船後に注水して沈めていき、そのあとに中の水を抜いて船を浮かべるための装置。100周年を機に増設されたもので、墨田川造船の象徴的なドック。
墨田川造船株式会社は、商船及び官公庁船の設計・開発・製造及び修理において、品質労働安全衛生のマネジメントシステム国際統一規格の取得企業として認証を受けました。

<マネジメントシステム認証取得>
品質マネジメントシステム(QMS・ISO9001)
労働安全衛生マネジメントシステム(OHSAS・ISO45001)